2017年4月8日にグランドオープンしたFactory Art Musem TOYAMA (以下、FAMT)。
前代未聞、町工場がつくる美術館。
出光美術館やサントリーミュージアムなど企業が美術館を運営することは少なくないのかもしれないが、
多くは実業家がコレクションしてきたものを所蔵し、一般公開する。美術愛好家にとっては有難い立派な美術館である。
FAMTは意味合いが違う。
製造業を応援する!製造業のイメージをかっこよくする!アートにあまり興味のない人も巻き込む!といった意味が込められている。そんな肝っ玉館長の想いが人々を惹きつける。
1Fのアートスペースと2Fのイベントスペース。集まった人々がお互いに触発しあい化学変化を起こすことを容易にしてくれる、そんな空間になっていた。
グランドオープンイベントに集まった100名以上の人々は、それぞれに想いを持っていて、
想いが想いを呼び、触れ合うことでまた違う想いへと進化していく。
私が凄いと思うのは、「想い」を「カタチ」に変えていく館長の行動力だ。
気持ちが動くことはあっても、それを行動に移すまでに風化してしまうことが多い。
風化するぐらいの気持ちやからまぁええか、と後で言い訳にすることがある。
前にもコレしたいって思ったことあるな、、、そういえばあの時も、、、という後悔のにおいがする想いがたくさん心の底に沈殿している。
FAMTの梶川館長は、動てみたら周りも勝手に動き出して次から次へといろんなことが起こる、とおっしゃていた。
その感覚、エストロラボの創業時に私も体験したことである。経験から、忙しくなり過ぎることへ対する恐れもある。
まずはやってみよう!と動くことと、行動せずに後で嫌な気持ちになることを比べると、前者を選択した方が良いとアタマでは思う。
分かっちゃいるけどなかなか出来ない気持ちはどこから来るんだろう?
FAMTのオープンニングに合わせて、エストロロボのパッケージのリニューアルと自分で組み立てるロボのワークショップを実施した。
パッケージ開発はグズグズと進めてはいたものの、あーでもないこーでもないとなかなか進まずの状態から
FAMTのショップに置いてもらうことになって一気に納期が決まり、ミュージアムショップに並べるという明確なミッションの元進めることが出来た。
ワークショップは以前からやりたいと思っていたものの、なかなか着手出来ずにいたところへ
館長の「グランドオープンでワークショップやってね」 という一言で始動。
本当は「準備する時間が足りない…」とか「やったことないから不安…」と言い訳を並べたかったけれど、
不思議なもので、梶川館長に言われると快諾してしまう自分がいる(^-^;)。
おかげでエストロロボについては行動できた。パッケージもワークショップのそれぞれに反響があり手ごたえも感じている。さらに進化させるアイデアも沸々と湧いてくる。
ね?行動した方が面白いでしょ???
と誰かに言われた気がする。
そんなこんなで長い間躊躇っていたスクールへの受講を決めた。
学んで動いて。
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