知人の紹介で成澤俊輔さんに会いました。
彼は自称「世界一明るい視覚障がい者」。
障がい者雇用に関するコンサルティングやイベント企画で全国を飛び回っておられます。
一人でも多くの就労困難者を救うために寸暇を惜しんで講演やコンサルティングをされているお話を聞いて、自分自身と比較してなんか次元が違うなぁ~と、となりにいるのになんだか遠く感じる感覚を覚えました。もっと多くの雇用の創出、将来的には障がい者の雇用もしていきたいと頭では考えてはいても、「今」ではなく「先」のこととしかイメージ出来ていない自分がなんだか情けない。悲観しても何も生み出さないので、今できることを一歩ずつでも進めて行きたいけれど・・・。
障がい者雇用に対して「めっちゃ特別なこと」と感じている自分に気づきました。
成澤さんの経験談を大笑いしながら聞いているうちに、なんだか少し肩の力が抜けました。
(とにかく話がオモシロイ!やっぱり笑いのチカラは偉大です。)
「個性を活かす、適材適所を考える」のは健常者も同じ。どんな人が会社に入ってきても、柔軟な思考で社員みんなが働き甲斐をもって「稼げる」ようにしていけばいい。
そんな風に自分なりに落とし込みながら眠りについた翌朝、新聞のコラムのタイトルが目に止まりました。
「常に複数の次元で考えなさい」
次元が違う、と感じた矢先の言葉だったので引っかかりました。
鳥の目、魚の目、虫の目とも言うように、多角的にモノを捉えたり考えたりすることの必要性を語っているのだと思います。
しかも「常に」というのが難しい。
常に複数の次元で考えようと思ったら、癖づくまで練習するしかないと思います。
ん? 「・・・・しかない」という表現自体、単一的な思考ですね(-_-;)。
偏った思考になったとき、ビービーなるブザーでもあったら買うのになぁ。