「理念」や「ビジョン」の大切さを書物からも、セミナーや講演でも聞かされます。
私は「迷ったら戻る、よりどころ」みたいな解釈をしています。
弊社の理念は箇条書きではなく文章になっていて、分かりにくい、覚えにくいと言われています。
シンプルな言葉に置き換えたいと思いつつ、時間だけが過ぎ今年ももう終わりそうな時期になってしまいました。
3年、5年、10年先の事業計画を練る上でも、やはり「理念」が効いてきます。
この事業展開は「理念」に沿っているか?
ケアレスミスから大失敗まで、会社で起こる事象を明文化し、再発防止のためにルールを作る作業も進めています。
ルールブックが分厚くなるのもいかがなものか。ルールや規定は作っておしまいではなく、守られているかのパトロールも必要です。
ルールブックを作る中で、どこまで細かく規定を作るべきかも悩んでいます。
たとえば備品が紛失し、探し回る時間の無駄。
「使ったものは元の場所に戻しましょう。」 そんな当たり前のことをルールにするなんて、ナンセンス!
けれど当たり前の感覚は世代間ギャップも個人差もあるので、社員が増えるごとにルールも増えるのでは?
マナーの悪い従業員に合せて、ルールを増やしていくことになるのでは?
そこでぶつかるのがまた「理念」です。「理念」に沿った行動規範が守れていれば、そんなミスはしないのではないか。
そう考えたらルールブックは薄くなるような気がしてきました。
覚えやすい、頭にもカラダにも心にもしみ込むシンプルな言葉でできた「理念」。
迷ったら、唱えてもらえば答えが見つかる、、、みたいな「理念」。
来年は従業員も巻き込んで一緒に考えていく時間を持ちたいと思います。