四苦八苦


「四苦八苦」の意味を教えてもらった。

言葉としては知っているし、使ってはいるが本来の意味(由来)を知らなかったので「へぇ~」と思った。

 

 

四苦八苦とは、仏教用語で根本的な四つの苦と、もう四つの苦のこと。合わせて四苦八苦。

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根本的な四つの苦(生老病死)

①生きること自体が肉体的精神的苦痛を伴う。

②老いていくことに対する不安。体力、気力の衰えにより自由が利かなくなる恐れ。

③病気になること。痛みや苦しみを伴う。

④死ぬことへの恐怖。

プラス!

⑤愛別離苦(あいべつりく)愛する者との別離すること。

⑥怨憎会苦(おんぞうえく)恨み憎んでいる者に会うこと。

⑦求不得苦(ぐふとくく)求めるものが得られないこと。

⑧五蘊盛苦(ごうんじょうく)人間の肉体と精神が思い通りにならないこと。

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こうやって見ると、人生苦痛だらけ、思い通りにならないことだらけではないか(-_-;)。

四苦八苦をいちいち認識していたら生きづらくてたまらない。

逃れられない八つもの苦を背負いながら生き、生きる意味を考え続ける人間ってアホなのか、尊いのか。

 

だからこそ人は忘れる力を持っているのかもしれない。

一時的にでも八苦から逃れたのように忘れ、楽しんだり、喜んだりする力。

認知症の母と会話するたび、彼女の忘れる力に憧れすら覚えるのはそういうことだったのか、と合点がいった。

 

大好きな言葉であるマハトマ・ガンジーの名言。

Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.

「明日死ぬと思って生きなさい、永遠に生きると思って学びなさい」

 

明日死ぬと思いながら永遠に生きると思うなんて!

両立できない、筋の通らない考えた方だと思うときもあるけれど

 

 

ガンジーの言葉通り過ごせる時間があるとしたら、それは四苦八苦を忘れている時間だと思う。

そんな時間が確実に増えている。

永遠に生きると思ってちまちま勉強しているときが最近増えてとっても楽しい。

 

 

 

 

 

 

 

 



ヒト・モノ・カネ


「穴あけだけで、よく食べられる(生計が成り立つ)ね~」とよく言われる。

細穴加工の専門店は私が知る限り、今のところエストロラボだけである。

十数年経っても競合が現れないのは、儲かりそうにないからだと分析している。

 

尊敬する仲良しの社長の口癖。

「儲かるのと忙しいのとは違う!」

エストロラボは忙しくないと儲からないʅ( ՞ਊ՞)ʃ≡。

 

問い合わせが減り、注文数が減ると途端に赤字に転落。翌月は短納期の仕事が殺到し黒字。コンスタントに仕事が来たらいいのになぁと切望しても、受託加工である限り納期が合わないと失注する。

ジェットコースターのような一年が過ぎ、月々の売上を均すとちょっとだけ黒字になるのがいつものパターン。慣れたといえば慣れたけれど、どうにか出来ないものかと日々考えあぐねている。

 

先日、急がないよ~空いたときにやってね~というウルトラ稀有な仕事を受けた。

そんな仕事はまずないが、とっても有難いので割引することにした。ところが、である。そんなときに限って仕事が集中しあれよあれよという間に2週間が過ぎた。いくら急がないと言っても。。。と電話で納期を確認すると、今週末には必要とのこと。

ですよね…(^▽^;)

結局、バタバタと納品することになった。

 

納期を調整する仕組みづくりにはずっと腐心してきた。

機械を効率よく稼働させることばかりに気を取られると、人が育たない。

育てるために稼働率を下げてでも教育する時間を取る。

稼働率×成長率

これが今のところの最善策。

社員の成長が稼ぐ力に直結していると思う。

 

ヒト・モノ・カネとはよく言ったものだと思う。

 

 

 

 

 



超高齢社会


WHO(世界保健機構)が定義している「高齢社会」というコトバ。

65才以上を高齢者と定義し、全人口に占める割合で以下の3段階に分類されているらしい。

7%以上:高齢化社会 Aging society

14%以上:高齢社会  Aged society

21%以上:超高齢社会    Super-aging society

日本は1970年に「高齢化社会」に突入し、1995年に14%を超えて「高齢社会」になり、2001年に21%を突破して「超高齢社会」になった。「世界で一番の高齢化社会」という私の認識はWHO的には間違っていて、その先の先を行く「超高齢社会」になって17年も経過しているという事実。

調べてみると100歳以上が6万7千人。90歳以上は2万人を超えている。

<参考>総務省統計局「高齢者の人口」

 

 

2015年時点で現役世代2.3人で1人の高齢者を支え、予測推移によると2065年には1.3人で1人を支える計算となるらしい。現役世代(15~64歳)と高齢者(65歳以上)の比率はどれくらいが妥当なのか分からないが寿命が伸びて長くなるであろう老後を年金だけで暮らしていくには限界がありそうだ。国が「人生100年時代構想会議」なるものを設置したのも、こういった人口推移を考えてのことだと思う。

目指すは

「一億総活躍社会実現、その本丸は人づくり。子供たちの誰もが経済事情にかかわらず夢に向かって頑張ることができる社会。いくつになっても学び直しができ、新しいことにチャレンジできる社会。人生100年時代を見据えた経済社会の在り方を構想していきます。」

とのことらしい。

 

 

出来るだけ長く働いて、出来るだけ長く(多く)税金を納める国民が増えないことには、首が回らなくなることは目に見えている。老後はゆっくりゆったり過ごそう、なんて思うことすらダメな時代に突入したということか。人生100年時代がやってくると言われても正直あまりピンとこなかったが、会社の定年は60歳で良いのか、私自身は何歳まで働くのか、など身近な課題について真面目に考えないといけないなぁ、とようやく思い始めた。

 

がむしゃらに働いた30代を終え、後任も育ちつつあるので40代は少しゆっくり働こうなんて思いは捨てて、日本のためにがむしゃらに働くぞ!

 

・・・・・とは思えないので、個々に合わせた働き方を提供できる柔軟な会社組織にしていこうと思う。

 

出産、育児に専念したいので3年休みます

介護したいのでしばらくは週2回だけ働きます

オリンピックの応援に行くので2週間休みます

1年間留学してきます

副業で〇〇始めます

思い切って起業します

 

多様な働き方やライフプランに応えられる柔軟な会社を目指すには、いろんな世代といろんな考え方が混在することを良しとし、誰もがそれぞれを尊重できるそんな社風が必要だと思う。

 

1年ぐらい前、社員のひとりがビジネスプラン(エストロラボの新規事業)を提案してきてくれた。考慮の末、実現できないと断念した私。結果彼女は起業を選び、1年後に退職することが決まった。社内起業させてあげるほどの体力が今の会社には無いとの判断だったが、企画力、発想力、行動力のある彼女を失うのは、会社にとって大きなマイナスなのでは?という迷いもあった。会社の体力の無さを認めるのは自分の無力を認めることになるので無念でならなかったけれど、他の社員が彼女の決断を前向きに受け取ってくれたことで救われた。退職を決めても変わらず高いモチベーションで細穴加工に取り組む彼女の姿勢は周りに良い刺激を与え、周りのみんなも応援したくなる気持ちが湧いてくるようだ。

 

それぞれを尊重できる社風になりつつあることを感じられる出来事だった。

 

京都で子育て応援カフェ『cafe siskoti 』オープンする彼女の頑張りに、私も初心を思い出し思い切り刺激を受けている。チャレンジすることに臆病になっている自分に気づき、そこから脱出したいという気持ちが芽生えたのは彼女のおかげである。

 

「いくつになっても学び直しができ、新しいことにチャレンジできる社会。」

図らずもまんまと国が目指している方向に向かっているようだ。

 



初づくし


一年前の去年の今頃、「初づくし」というタイトルで2016年の初体験を綴った。2017年も人生初の体験をどれくらいできるだろうと楽しみにしながらいろんなことに挑戦した。

 

運動嫌い、そして動物が苦手な私がいやいや挑戦したイルカライド。甥っ子姪っ子と友人家族と一緒にイルカに乗りに出かけたときのこと。私はもちろん見学者として参加する気だった。初のイルカライドは甥っ子姪っ子もやりたい気持ち半分、不安半分だったようで、一緒にイルカに乗ってほしいとせがまれて重い腰をあげた。おそらくもう二度と挑戦することは無いと思うが、貴重な経験ができたことに満足。やはり生き物、イルカにも私の怯えや不安が伝わるらしく心無しかスピードを落としてくれているように感じた。甥っ子姪っ子はすぐに慣れ、乗りこなしている風だった。

 

人生初のゴールド免許。5年に1回の頻度で何かしらしでかすので、長いあいだ普通免許だった。この5年は出来るだけ車を運転しないことを心がけていたことが奏功して初のゴールド免許。ゴールドになったらなったで、取り上げられる恐怖で今年も運転回数を減らそうと思っている。

 

半年と空けずに人を採用。これも初の経験。毎年新卒を採用するなど夢のまた夢だけれど、それでも永く続く会社を目指すには定期的に雇用しないと高齢化が進む一方。働きたいと言ってくれる人がいることが嬉しくて思い切って、立て続けに採用を決めた。新採用の二人がどんな風にエストロラボに新風を吹き込んでくれるか楽しみな一年である。

 

その他にも、キューバに行ったり、北陸新幹線に乗ったり。いままさに初だ~!と感じながらの経験を少々。

 

2018年はどんな初体験が待っているのか。

来年の今頃もこうして一年を振り返る時間を持ちたい。

 

 



忘年会


忘年会の季節。

近所の居酒屋さんは人気なので早めに日程を決めて予約した。
年を忘れるにはちょっと早いけれど12月11日にエストロラボの忘年会を開催した。

人数が少なかったときは、他の会社さんと合同で開催したり、取引先の社長さんを呼んだりもしてきたけれど、今年は社員だけで開催した。総勢たった9名だけれど、普段全員が揃うことがめったにないエストロラボとしては貴重な機会。

 

18:15にスタートし、20:30に終了。
少々早い気もするが、遠くから通勤している人もいるし、お酒を飲まない人もいる。
なので、20:30終了。
まだ飲みたい人は残っても、2軒目に行ってもよいし、もちろん帰ってもいい。

たった9人といっても、離れた席に座るとほぼ話が出来ないので、今年は2時間の間に3回席替えをしてみた。

年齢順、入社した順、シャチョウの私と付き合いが長い順。

誕生月順、生まれた土地が会社から近い順、訪れた都道府県が多い順など、もっといろんな切り口で並べ替えてみても面白いかなぁ~と思いつつ、来年のためにネタを置いておくことにした。

隣同士になったからこそ話せること、年齢が近いから話せること。
並べられた順を話題のきっかけに普段あまりしゃべらない社員もいつもより話をしていたようにみえた。自分の企画が奏功したと勝手に満足していた私である。
 

ひとりずつ、エストロラボに入社して感じることを話してもらった。
それぞれがいろんなことを感じ、自分のことばで話してくれている姿にじ~んとしつつ
美味しい食事とお酒を飲みながら過ごす時間はあっという間に終わった。

人が増えて、会社のカラーは少しずつ変化しているように感じると話してくれた社員がいた。
まさに十人十色。
増えれば増えるほどいろんな色が混ざっていく。
どんな色も受け入れらる会社(組織)でありたい、とつくづく思う。

 
来年1月に新たにひとり新入社員を迎えることになっている。
どんな色が加わるのか楽しみでしかたない。



ギリギリセーフ


自分で決めた年始の目標「月1度のブログ更新」。たいして高くもない目標のはずがなかなかどうして難しい。気が付けば1ヵ月が過ぎてしまうので、予め何ヶ月分かのテーマを決めたり、書き貯めたりしながらようやく10ケ月をクリアした。

 

なのに、11月は最終日に必死に書いている。

 

普段から伝えたいことを記録しておかないと、いろんな出来事や気づきがあるのに忘れてしまう。忘備録としても有効なブログ。石の上にも三年で3年は続けたいと思う。3年も続ければ習慣化するのでは、という淡い期待もある。

 

ギリギリセーフといえば納期。先日機械一台が突然壊れて四苦八苦した。短納期の仕事ばかり受けていたので、納期延長をお願いする羽目に。出来る限り無茶な納期で受けないように心がけているけれど、十数年の実績でそうそう加工時間の読みを外すことがなくなってきたこと、熟練工が増えてきたこと、定期的な機械のメンテナンスを続けてきたことで自信がつき、過信となって今回のような事態を引き起こしたのかもしれない。この度納期延長を快諾してくださったお客様や残業してくれた従業員に感謝しかない。

 

どれだけ注意を払っても予想外のことは起こる。そのことを肝に銘じて、普段から出来る限りの手を打っておきたい。

 

そう、普段から、、、ブログネタを記録しなくては…(^▽^;)

 

 

 



芸術文化部、再始動!


zenschoolに行ってから、ワクワクするものに敏感になり若い頃のことを思い出す機会が増えた。

良いのか悪いのか・・・私の中の『芸術文化部』がまた活動し始めた感じである。

芸術文化部は、映画、音楽、アート、演劇、絵本を含む文学をこよなく愛する気持ちと行動のこと。

趣味と言われればそれまでだが、起業してからの11年間、ずいぶん活動したい気持ちを抑えてきたように思う。

 

 

先日、京都の老舗のライヴハウス「磔磔」でW.C.カラスさんのライヴを観に行ってきた。

カラスさんはシンガーソングライター兼、樵(木こり)。

その生業を聞くだけでも、ググッと魂を持って行かれる(笑)。

 

 

その素晴らしさは文章では綴れないので、興味を持ったら是非聞いてほしい。

カラスさんの曲のタイトルだけでやられる人も多いのではないかと思う。

私が先日のライヴで一番打たれたのは「軍手の煮びたし」。

その他、

うどん屋で泣いた

「今日もなんとか切り抜けられた」

飯炊き男のブルース

「誰かが死んだら靴を見るといい」

などなど。

 

 

 

歯をむき出しにした笑顔がベースのカラスさん。

歌も上手いし、声もいいし、カッコいい。

好きなことをやっている、と言っていいのか分からないけれど

キラキラしているのは間違いない。

 

 

芸術文化部の活動は月に〇回と、上限を決めないとえらいことになりそうである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



SNSの効果


エストロラボで使っているSNSはFacebookとinstagramである。

FBは2012年8月から、instagramは30代の従業員に教えてもらって

2015年の8月から始めた。

 

主要ソーシャルメディアのユーザー数まとめ』によると、

SNS名/世界のユーザー数/日本のユーザー数/メインとなる属性

Facebook/16億5000万人/2400万人/20~40代の男女

instagram /5億人/810万人/20代女性

Twitter/3億人/3500万人/10~20代の男女

LINE/2億2000万人/5800万人/10~20代の男女

となっている。

 

国内ユーザーをターゲットとしている弊社としては、ユーザー数から言えば

LINEとTwitterを使うべきではないのでは???

と思いながら、使い慣れたSNSで良しとしている。正直、あれこれ分析してより効率的に、、、と追求することを想像するだけで疲れてしまう。

言い訳もある。

細穴加工のユーザーとしては30~50代の男性が多いだろうと思うと、FBで拡散するのが一番効果的ともいえる。

 

数種類のSNSをターゲット層に合わせて有効に活用すれば、もっと効果が上がるのかもしれない。とはいえ、写真を撮ったり編集したり文章を考えたり、ということにいったいどれくらいの時間をかけているのだろうか?

 

5年ほど続けてきたので当初よりは効率的に記事を掲載できるようになってきたが、果たして効果のほどは?と聞かれると、、、う~んと唸らざるを得ない。

 

先日20代の女性が働きたいと電話をくれた。

弊社のことをどこで知ったかを尋ねると「instagram」との回答。

求人募集はHPと、ハローワークとFBで掲載したのに、なぜにinstagram???

 

摩訶不思議である。

 

すべては繋がっているということか。(そりゃそうだ。)

 

摩訶不思議でもなんでもエストロラボに辿りついて、働きたいと言ってくれる若者が居るということが嬉しい。

 

SNSの投稿めんどくさいなぁ~と思うこともしばしばだが

時々こういう反応や出会いがあると

コツコツ続けるしかないな、と思い直すことが出来る。

 

というわけで欲が出て、続ける自信はまるでないのにTwitterを始めて見た。

どうなることやら。

 

 

 



Nice to meet me!


4月のブログで決心したスクールへの受講を終えた。

その名も「zenschool」。

なんとなく「ゼン(禅)」という言葉には魅かれるし、

先輩受講生の迫力ある勧めが受講に至るきっかけだった。

 

 

スクールの説明文には「クラウドファンディングを活用した自社製品開発をお教えする実践型の講座です」「やりたいことを見出したい、よいアイデアをビジネスにしたい、を実現するための学校です」「下請け企業の自社製品を支援いたします。当社の提供するサービスは、製品企画から、試作、クラウドファンディングによる資金調達、販売まで一貫して町工場の自社製品開発を支援します」「経営者が心からやりたいことを見つける学校です」とある。

 

 

ふむふむ。な~るほど。

細穴放電加工専門の受託加工業を生業にして11年。仕事の依頼がくるのを待つだけでは売り上げが足りない。かと言って営業を強化してもすぐ受注には繋がらない。「目指せメーカー!」と自社製品開発を試み、エストロロボを作った。売り方が分からず、最初の5年は全く売れなかった。もっと早くにゼンスクールの存在知っていたらな~と思った。

 

自社製品開発はすでにやってるしな~、経営者が心からやりたいこと???

そんなん3日間で見つかるもんなんかな~

とはいえ卒業生の方たちはなんやイキイキワクワクしてはるしな~

と、まさに「半信半疑」の状態で迎えた初日。

受講生5人ともが半信半疑状態。「半(半分)」とはいえきっと「信じる51:疑う49」なのだろう。

「信じる」がプラス目なので皆受講を決めたのだと思う。そんな仲間たちと過ごした3日間。

 

 

前夜:期待半分、不安半分でなかなか寝付けず。

初日:睡眠不足の頭と体にハードなアウトプットタイム。脳みそが疲れすぎて、また寝付けず。

2日目:引き続き、あれやこれやとハードな一日。やりたいことが出てきたけれどワクワクせず。

疲れ果てて爆睡。

3日目:事業計画をたてる。帰宅して出てきた事業のことを考えるとワクワクして眠れず(笑)。

 

 

「ゼンスクールでは知識は与えますが、「答え」は決して与えません。」と書かれているし、スクール中にも繰り返し言われた。

答えは自分の中にある、ってこと。自分のことってなかなか見えない。他者のことはよく見える。それを繰り返し体験させてもらった。

 

知識、経験、世間体、そのた諸々で厳重に梱包している箱の中身を取りだす3日間だった。

自分の知らない自分に出会う、なんとなく懐かしく恥ずかしく嬉しい感覚。

あぁ、受講して良かった。

 

 

取りだした「やりたいこと」を、これからワクワクしながらカタチにしていく。

 

まずは成果発表会に向けて、妄想と創造と実践を楽しみます。

 

 

 

 

 

 



そこそこ、ほどよし


ふと目にとまり、読み終えて切り抜いた新聞のコラム。

多くの方にも読んでもらいたいと思い、上手に編集できる自信もないので全文を丸ごと転記する。なんと非効率な作業(丿 ̄ο ̄)丿!

時間のある時に読んでもらえたら、共感できるか否かは別として嬉しい。

 

無駄の排除、効率化一辺倒に違和感を覚えていたけれど上手く表現できなかった。

このコラム、「無駄をなくして効率化し続けたら…ん?どうなる??? ホントにそれだけ突き詰めればよいの?」というモヤモヤを払拭してくれた。

 

効率効率と唱え、無駄を省いた結果、最も適しているであろう「最適」に辿りついたころには環境が変わり、また別の「最適」が手の届かない先にある。終わりのない最適追及に疲れ果てる感覚。やってもやっても……とゴールが見えないあの感じ。

 

手さぐりとか、試行錯誤とかいう言葉で府に落とそうとしてたけれど、最適追及の道中に

”ほどよし”を見つけるのも悪くない。

最初から”そこそこ”を目指すという訳ではなく、”準最適”の重要性を理解すれば、ビジネスがまたひとつ面白くなるような気がする。

 

無駄なことに潜む、可愛げを見つける喜びは

”失敗の進化”を遂げてきた人間にしか味わえないのかもしれない。

 

Life is beautiful! なのだ。

 

 

—-以下、コラム全文—-

準最適のすすめ

東京大学教授 西成活裕 氏 著

 

最適化という言葉を聞くことが多くなった気がする。ちょっとカッコいい言葉にも聞こえるが、いったい最適とは何だろうか。ビジネスでは、ある目的を達成するための最も効率的な状態、という意味で用いられていることが多い。どうせ何かをするならば、無駄を無くして効率的にしたいという思いも理解できるが、実際それは容易なことではない。

そもそも私たち人間自体が、進化の過程で最適化されて出来たものではない、と遠藤秀紀さんは著書「人体 失敗の進化史」で述べている。その場凌ぎの仕様変更を繰り返して出来たのが人間だ、という主張を聞くと、そもそも私たちに最適化ができるのか怪しく思えてくる。

初めから全てを見通すことが出来ない我々は、変化していく未知の環境で、結果としてそこそこ、ほどよしの対応を繰り返しているのが実情であろう。変化していく環境に合わせ、常に最適の追いかけっこをし続けるのはかなり難しい。それなら常に最大の効率を目指すのではなく、ばらつきがある環境でもあまりパフォーマンスを落とさないことの方が重要なのではないだろうか。これを私は「準最適」と呼んでいる。例えばモノ作りにおいては、常に最新の自動加工機械を揃えておくのは理想だが、コストがかかる。そこで、ほどよいレベルの機械を使い続けていれば、何かトラブルがあったときの修理も比較的容易だし、雇用の創出にもつながるのだ。これを経済学者のシューマッハーは中間技術と呼んだ。

もちろん最適を狙うべき場面もあろうが、ほどよしという一歩引いた価値観を見直してみるのもよいのではないだろうか。

—-2017.6.28付 日本経済新聞「明日への話題」より—-