ライティング


知合いの社長が文章力をつける勉強がしたいとつぶやいた。

激しく同感。社長業はとかく伝える技術を要する。

自分の事業について、自分の生き方、考え方について語る場面があるからだ。

石の上にも3年と月一回のブログ更新を自分に義務付けて続けている。文章力を上げたいという気持ちからとにかく書いてみようと思ったのがきっかけのひとつである。

どうやったら文章力がつくのか。たくさん読んでたくさん書く。習うより慣れろ、というがひとつの方法のようである。ブログを書くようになって、人のブログも違った視点で読むようになった。読みやすいと感じるのはどこか、読みにくいのはなぜか、という視点が加わった。

 

ライティングという言葉にアンテナがたって、いろいろひっかかるようになった。

いろんな雑誌にエストロラボの記事を書いてもらってきた。インタビュー形式で私が質問に答え、録音されたものが文章化されて記事になる。

カメラマンと担当者の方で取材に来られることが多いが、たまに「ライター」という職業の人が加わって文章になる。何十回と取材を受けてきたが、自分がしゃべったことが驚くほど素敵な文章に仕上がって感動したことがある。調べてみたら11年も前の記事。「ライティング」というキーワードがその時の記事を思い出すきっかけとなり、読み返してみた。10年以上経っても色褪せぬ文章に唸る思いである。このライターさんにまた会いたいという気持ちが湧きあがってきた。

 

偉人の言葉、友人知人の言葉。たくさんの言葉に勇気づけられてきた。

伝えたい人がいるから、読み手がいるからと文章を書くようになったけれど、書くことで自分の頭が整理されてスッキリする効果も感じている。

おぼろげな思考が、書いているうちにピントが合う感覚が気持ちいい。書いているうちに道に迷う時も多く、時間を置くことにしている。

 

言葉を仕事とされているコピーライターの糸井重里さんがこんな文章を書いている。

「ことばは、いつも気持ちに足りない。そんな気がしているから、みんながことばをトゥマッチにしたがるんでしょうね。」

(『小さいことばを歌う場所』糸井重里著より)

 

言葉のチカラは大きいけれど、言葉だけでは補えない気持ちがある。

トゥマッチだとしても、それでも言葉を使ってもがいていきたい。

 

 

 


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