成長する喜び


 

5月に早川工業さんの新入社員2名の「新人研修」なるものを請負った。これまでの私の経歴から女性を育てる力があると勘違いされた社長さんからの依頼である。3泊4日の合宿スタイルで「仕事が楽しいことを伝える」というシンプルで難しいミッション。

私自身、楽しいことばかりでないことも重々承知しているが基本的には仕事を楽しいと思っているので、それなら伝えられる!と快諾した。

 

研修プランを練るにあたり、仕事のどういうところを楽しいと感じているか考えてみた。

儲かって仕方がない経験は無いし、売上が好調だとしても楽しんでばかりもいられない経験は何度もしている。いろいろ考えた結果、3つのことが分かった。

 

  • 「儲かる=楽しい」では無い。
  • 問題が発覚するか、問題を見つけて、それを解決したときが楽しい。
  • 従業員の成長を感じたときが嬉しい。

 

会社は利益を追求する組織でありそれを楽しめないのはどうかと思うけれど、問題発見&解決を繰り返し、人が成長するとその結果、利益が出る組織になるような気がする。

 

今回の研修では②の問題解決の方法を伝授することにした。研修前に仕事で困っていることはないか(問題はないか)を尋ねたところ、二人とも山ほどあるという回答。4月に入社してからフレッシュな目のうちに会社のおかしいところ、問題だと思うところを書き出すように社長に言われていたと言うのだ。会社に馴染むことは必要なことかもしれないけれど、会社の当たり前が悪習であることもよくあることである。書き出された問題を整理し、分析し、問題解決するための行動にまで落とし込む作業を3日間かけて行った。整理や分析の方法、企画の練り方などはいろんな手法が確立されているしやる気さえあれば独学も可能であることを最初に伝え、どんなに完璧な計画をたてても運用するのは人であるがゆえ、予想外の問題が起こることを感じてもらえるように努めた。

 

もうひとつ、仕事には時間がついてまわることも伝えた。完璧な計画や答えも時間がかかりすぎると陳腐なものになることを伝えたかった。粗削りなままでも前進することが仕事をする上では必要になってくる。

 

たった4日で伝えられることには限りがあるが、それでも二人が作り上げた企画書をもとに、早川工業では改善プロジェクトが進行している。彼女たちのブログ(成長日記)を読むとたまらなく嬉しい気持ちになる。③は、エストロラボの「従業員」に限らないということに気付かされた。さらに「新人研修講師」という新しい仕事を経験して、私自身まだまだ成長したいと強く思った。人が成長する会社にエストロラボを育てていきたいと改めて思う良い機会となった。

早川工業の大野社長の勘違いが勘違いに終わらないように研鑽していきたいと思う。

 

 

 


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